『クラシックの愉しみ』装画 | いつか見た空の続きを

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空と書いてゆめと読みます。コラージュ作家、イラストレーター引地渉のブログです。

先日、音楽評論家の横溝亮一氏の評論集『クラシックの愉しみ アナログ主義者が選んだ名指揮者・名歌手・名演奏家』(角川書店)の装画をしました。クラシックっぽい背景、レコード二枚、扉用のト音記号のコラージュを作成しています。背景の原画はHPの方にもアップしております。
とにかく作曲家、演奏家の名前がたくさん出てきて膨大な情報量ですが、語り口は軽妙で読みやすいです。クラシック音楽のガイドブックとしてオススメです。この本片手にレアな音源探して歩くのもいいと思います。
母は音楽教師をしていたので実家にクラシックのレコードとか蓄音機があったはずと見に行ったのですが、レコードの盤面はひどい傷だらけだったり(^^;幼い頃兄弟で遊びながら(破壊しながら?)聴いていたのを懐かしく思い出します。残念ながら音楽の素養は全く受け継がれなかったようで、成績はひどいものでしたが、聴くのは嫌いではなかったような。
デザインは鈴木久美さんです。鈴木さんは有栖川有栖氏の本でもお世話になっています。そちらについては改めて記事にしたいと思いますが、繊細な中に鋭さが光るデザイナーさんです。たくさんのイラストレーターさんともお仕事をされています。

随分とサボってしまっている間に時代が変わっているのを感じます。自分が興味あるのは時代が捨て去っていったものばかり。こんなんでこの先生き延びる事ができるのでしょうか。

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クラシックの愉しみ アナログ主義者が選んだ名指揮者・名歌手・名演奏家/横溝 亮一

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